日曜日の午後、ロシア人ピアニスト
イリヤ・イーティン氏の「マスタークラス公開レッスン」を聴講してきました。
二回目の今回もとても楽しみにしていたのですが
期待どおりの内容でした!
笑顔のイーティン氏が現れ静かに「月の光」の演奏が
始まりました。
鍵盤に軽くふれているだけで、繊細で深い響き・・・・・。
いつまでも聴いていたい心地よい音色。
小さなサロンなのでピアノまで3メートルの近さ!
後方の席なら、また違った響きを味わえたことでしょう。
今回は公開レッスンなので、タッチを近くで
拝見したく、最前列にしたのでした。
最初の生徒さんは「ツェルニー30番練習曲」よりNO.4
まずは質問から。
「この曲は難しいと思いますか?」
「それはどこの箇所ですか?」
生徒さんの解決したいところを
質問することで、考えさせ、一緒に解決していくのです。
脱力ができないということで、跳躍する音への移動のテクニックを
演奏を交えながらのレクチャーです。
終始言われていたことは、
①「手と腕は1本でなくてはいけない!」
②「音がどう鳴っているのか?どう聴こえるかが大切で
音価を正しく弾いてもそう聴こえなくては意味がない」
③「どうやって何を練習するのか。わかって次へいくべき
時間をかけて解決していくことが大切。」
生徒さんが納得し理解してできるようになるまで
1時間以上かけて伝えられていた。
受講生のピアノまでは、1メートル弱の距離。
第一線で活躍するピアニストのテクニックを実感でき
本当に幸せな時間でした。
帰宅後、すぐにピアノに向かったのは言うまでもありません(^- ^)
長くなってしまったので、ショパンのスケルツォ二番は
またの機会にしますね。
それにしてもこれってまさに
ピアノランドの二段階導入法ですね!